SHIRUSHI GUIDE / 02
銅板奉納とは?
神社の屋根に名前を残す奉納
名前を書いた一枚の銅板が社殿や楼門の屋根材となり、建物の一部として残る。銅板奉納の仕組みと見え方を解説します。
銅板奉納とは?
神社の社殿や楼門などの屋根には、銅板が使われていることがあります。屋根の葺き替えや大規模修理の際、その銅板への奉賛を一般から募り、奉賛者の名前を書いた銅板を実際の建物に使用することがあります。
これが「銅板奉納」「銅板奉賛」などと呼ばれるものです。
名前を書いた銅板が、建物の一部になる
三嶋大社の「令和の大修理」では、一口5,000円で屋根銅板への奉賛を受け付けています。芳名を記した銅板を社殿屋根へ奉納し、国指定重要文化財の社殿に末永く残すと案内しています。
東京・赤坂の日枝神社でも、楼門再建に使う屋根材の銅板に奉賛者の芳名を記す募集が行われています。公式案内では銅板奉賛を一口5,000円としています。
奉納した名前は見える?
ここは玉垣との大きな違いです。銅板は屋根材として施工されるため、奉納後に名前を見ることができない場合があります。
今宮戎神社では、屋根葺き替えに使用する銅板へ会社名や芳名を記す案内があり、10万円以上の奉賛者は芳名板にも名前を掲示する仕組みです。
同じ「銅板奉納」でも、建物の中に名前が残るものと、別途、芳名板にも名前が残るものがあり、残り方は寺社によって異なります。
費用はいくらくらい?
銅板奉納は、一口数千円から募集される例があります。ただし、金額や募集単位、名前を書ける人数、法人名の可否などは寺社によって異なります。また、多くは社殿改修や記念事業に合わせた期間限定募集です。
「見えなくても残る」という奉納
銅板奉納は、参拝するたびに名前を見るための奉納とは少し違います。自分の名前が記された一枚の銅板が、社殿や楼門の一部となり、建物とともに残っていく。それが銅板奉納の特徴です。